40周年記念事業

挨拶

長野県長野南高等学校同窓会
会長 鈴木 洋一

学校創立40周年を迎え ~時の大切さと重み~

   長野南高校は、昭和48年から始まった犀南地区公立普通高校新設運動における先人のご尽力により、昭和58年春、多くの期待と希望を担い開校し、今日まで紆余曲折を経ながらも、本年(2022年)無事に創立40周年を迎えることとなります。これまで長野南高校の発展にご尽力賜ったすべての皆様に、深甚なる敬意を表し、感謝申し上げます。

 昭和60年4月、私は3期生として本校に入学しました。その当時、日本国内はまさに右肩上がりの時代で活気にあふれかえり、欧米諸国に対し巨額の貿易黒字を出すなど世界経済でほとんどひとり勝ちといっていいような状況でした。高校生だった私も将来の目標を描きながら、右肩上がりの人生に期待し、新たな意欲を燃やしていた、と記憶しています。
 しかしながら、今振り返ると、私が過ごした高校生活は明るく、楽しかった、といった類の思い出は多くなく、53歳を迎える今となっても少し歯痒さが残っています。

   この歯痒さの正体を突き詰めていくと、時間の使い方への反省に辿りつきます。目標に近づくための努力を怠り、更に、部活動や生徒会活動等の人間性を磨くための時間を蔑ろにしていたのではないか等、有り余る時間は無限のものである、といった一種の錯覚に陥り、時間の尊さに気付かず過ごしていたのだと思います。本田技研工業創始者の本田宗一郎氏は「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なのだ」と、時間の大切さを説いた名言を残していますが、後に、気付いた次第です。

長野南高校が歩んできた40年は、校是である「意欲・創造・誠実」に基づき、多くの同窓生へ生きる力、夢の実現に挑戦していく気概を等しく与え、各々が少なからずの恵みを享受してきたのではないでしょうか。私が高校卒業から30年以上経て、時間の大切さや重要性に気付く至ったことに加え、私を大きく成長させる礎となっている多くの先輩、同期、後輩等との強い絆を紡いでいただくなど、多大な恩恵をもたらしていただきました。
更に、必ずや、在校生はもとより、これから長野南高校の門を潜る後輩たちにとっても、かけがえのない時間を得ることができ、生涯にわたり自分自身を成長へと導くに足る源となるはずです。

同窓会として改めて創立から40年という時の重さを噛みしめ、また、感謝し不断の努力をもって母校の更なる発展と次世代を担う若人が唯一無二の時間を過ごすに値する学び舎として存在の意義が深まるよう寄与してまいります。
創立40周年を同窓生、在校生、PTA、教職員、地域をはじめ関係するすべての皆様と慶びを共有できることに感謝し、また、益々の長野南高校並びに同窓会の活動にご理解とご協力を賜りますよう切にお願いし、ご挨拶といたします。

2022年1月

長野南高等学校創立40周年記念事業のご案内

 

 長野南高校は、昭和58年4月に第1回入学生を迎えてスタートし、本年4月に第40回目の入学生を迎えました。 

 この記念すべき節目の年に当たり、この度、同窓会、PTA、学校職員の三者で長野南高等学校創立40周年記念事業実行委員会を立ち上げ、創立40周年記念事業を実施することといたしました。 主な記念事業は次のとおりです。

1 同窓会員名簿の発行 
  長野南高校の同窓会員(卒業生)は本年3月に累計10,866名となりました。 前回、創立30周年記念として平成22年(2010年)に同窓会員名簿を発行しましたが、今回、創立40周年を記念して、昨年1月に発行しました。

2 創立40周年記念式典の開催 
  創立40周年を記念して、次のとおり記念式典を開催します。
  開催日:令和4年(2022年)10月8日(土)
  場 所:長野南高校大体育館 
      ※新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、現時点におきましては、 在校生の出席のみとさせていただく予定です。 

3 教育環境整備事業の実施 
  長野南高校の教育環境の充実を図るため、同窓会員(卒業生)、歴代教職員、地元企業様等へ寄附金を募り、次の事業を行います。
  (1) 大体育館音響設備の更新
  (2) 教室の黒板改修

同窓会員の皆様への寄附金のお願いにつきましては、本年3月末に記念事業の趣意書を添えて、 払込用紙をお送りいたしました(3,000円以上のご寄附をお願いしております)。
  何卒、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年(2022年)4月

長野南高等学校創立40周年記念事業
実行委員会
(長野南高等学校内)

募金活動

長野県長野南高等学校創立40周年 式典パンフレット

寄附金について(御礼とご報告)