会長【同窓会会長 鈴木洋一(3期生)】
長野南高校同窓会会長から皆様へ。
日頃より母校長野南高校同窓会活動にご理解とご協力賜り心より感謝申し上げます。平成26年度同窓会総会にて同窓会長を仰せつかりました3期生の鈴木洋一です。
日頃より母校長野南高校同窓会活動にご理解とご協力賜り心より感謝申し上げます。平成26年度同窓会総会にて同窓会長を仰せつかりました3期生の鈴木洋一です。
我が母校も平成24年に開校30周年を迎え、既に新設校という枠を超え、いよいよ地域の、そして長野市の中でも確固たる存在感を示さなければいけないそんな時期を迎えていると思います。
振り返ってみれば、平成17年に県教委より突如発表された統廃合から今日まで私も同窓会役員として学校と手を携えながら母校発展のために微力ながら活動させて参りました。ここ数年参加させていただいている入学式、卒業式では在校生の姿に年々誇りに思うと共に長野南高校の存在意義を感じているところであります。
そんな中ではありますが、まだまだ発展途上の、いわゆる「のびしろ」のある生徒たちが多く集まる学校であり、そんな生徒を教職員の皆様が、保護者の皆様が、地域の皆様、そして9千余名の同窓生等が見守っている学校です。
とにかく自分に自信をつける高校生活となるよう同窓会としても生徒を励まし、時には厳しく接し、希望の持てる道に導けるような役割を果たさなければと感じているところであります。
長野県の方言で「ずく」という言葉があります。以前、本校在校生の女子生徒に「ずく」って知っているよね、と尋ねてみると、聞いたことはあるけど意味がよくわからない、と言われてしまいました、時代なのかもしれません。私は、同窓生もそして生徒もこの「ずく」がこうした時代だからこそ必要だと思います。効率重視や目先の利益にばかり気を取られ、勝手でもしろ、といわれた苦労や努力するという姿勢がやや軽視されているような気がします。つまり、「ずく」を出して取り組むこと、それが、もしかしたら無駄なことかもしれないけれど、それでもやってみよう、という気概を持つ力が必要で、そうした環境が大事ではないかと思います。高校生だから夢見れること、将来に向けて語れるロマン、前を向いて歩き続ける力をつける、そんな高校生活を応援していける長野南の最大の応援団として同窓会も「ずく」を出してPTAの皆様、そして学校、地域の方々とこれからも取り組んでいかなければならないと思います。
平成28年2月に同窓会報『南陵』も数年振りの発行となり、同窓生各位には大変ご無沙汰しておりますことお詫びするとともに、改めて母校に少し思いを寄せていただければ幸いです。
ここ数年では我が母校も特に前期選抜においては数ある公立高校の中でも多くの中学生からの志願をいただいているようです。南陵キャンパスの主人公である在校生の頑張りがより良い長野南高校の環境向上に大きく貢献しているのだと思います。
そんな中にあっても、長野南高校の存在感、価値観を更に高めていくことが必要です。真価が問われるのはまだまだこれからであると考えます。社会の中で同窓生各々が中心的な役割を担うようになり、同時に重責を担う年代となっているのではないでしょうか。長野南卒業生として、如何にその社会の期待に応えられているのか、社会(会社)に貢献できているのか、同窓生一人ひとりの頑張りが母校発展に大きな貢献となるのでは、と考えます。
開校初期に卒業された先輩、同期、後輩などもご子息、ご令嬢が我が母校に入学してくる、そんな時期となってきております。そんな時期だからこそ、自分たちの母校に誇りとまではいかなくとも、後世代に長野南高校の存在感、価値観を自信を持って語れる同窓生となりたいものです。
今回の同窓会報発行にあたり、2名の同窓生から寄稿していただきました。お二方とも芸術界でご活躍であり、その奮闘ぶりに私自身大きな勇気や元気をいただいております。既に9千余名の同窓生がそれぞれのフィールドで活躍しております。各々の生き方そのものをフルに生かしながら母校発展に大いに貢献していきましょう。